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退職後の生活費について最近の世代ごとの議論について

僕らの世代

 

僕の世代は還暦間近で、例の「足りない年金2千万円」の話題にとりわけ関心が高いです。

 

金融庁審議会のレポート「高齢社会における資産形成・管理」は、金融庁と金融機関、ファイナンシャルプランナーなどの審議委員が、彼らにとって最も美味しいボリューム層である厚生年金資格者で平均以上の給与所得者をターゲットとして、リスクあるペーパーアセットを保有しながら資産形成をすることを進めていますね。

 

その方向と内容はこのブログとも合致しているので、僕個人としては異論はないです。

 

だけど僕の世代はみんなバブル崩壊のすさまじさを経験しているので、その後に僕のようにしつこくペーパーアセットのリスク資産を買い続けている人は少数派です。

 

彼ら多数派は、リスク資産を上手く管理できるのか懐疑的なので、なるべく自分のコントロールが効くやり方を好む。

 

僕は最近の年金論議の中で、同世代の友人 (大卒でほどほど恵まれてきた給与所得者) が支持しそうな退職前後の生活費の使い方は理解できます。それは以下のとおりです。

 

(ア)  会社は65才まで社員を雇い続ける義務的課題を負わされているので、給与が3割くらい減っても会社に残ろう。辞めても他に行くあてないしヒマなだけ。

(イ)  子どもは社会人となり経済的な負担から解放されているので、基本夫婦二人で税・社会保険込みで年500万円くらいで生活しよう。

(ウ)  そして60代の給与がそれよりも多ければ最後の貯蓄の機会としよう。

(エ)  65才の退職時にはそれなりの退職金を年金ではなく課税の少ない一時金として受け取ろう。

(オ)  退職後は日々しなければいけない活動が減るので、生活費も2割減の年400万円くらいとしよう。

(カ)  最近政府が宣伝している公的年金の繰下げ支給は受取額がふえるのでよい。退職後の生活費はまず退職金でまかなおう。退職金が2千万円あれば、年400万円として5年暮らせる。

(キ)  退職金が底をついたら公的年金の支給を申請しよう。70才で申請すれば65才時の42%増しなので (たとえば65才時の夫婦支給額が280万円なら、70才に繰り下げたら398万円)、これまでの生活水準は維持できるだろう。

(ク) 退職時までに貯めてきたお金は、家のリフォームや老人ホームなどで大金が必要なとき以外は使わないようにしよう。殖やそうと欲を出して投資話にのってはいけない。

(ケ)  公的年金は死ぬまで受け取れるありがたい制度だ。マクロ経済スライドとかで、額面は減らなくても実質は下がることがあるらしい。公的年金の実質支給額を下げない政党に投票しようか。しかし勤労者が自分たちの世代より貧しいのなら、一定付き合わなければいけないだろう。

 

この考えを図示するとこうなります。

団塊の世代より一回り下の世代で、やや恵まれた逃げ切り可能な人たちが好みそうなシナリオだと思います。

 

僕としては、この同世代の友人たちには、貯金の一部を株式やREIT、そしてこれらのETFにして保有すれば定期的に配当金・分配金がでたり株主優待をもらったりして、こずかいになったり生活の彩りができて良いよと勧めたいと思うのですが。彼らは考えが堅いし、リスク負わなくても老後の生活をコントロールし抜ける目処があるので、話は聞かないでしょう。

 

退職前後の生活費


1世代若い人たち

 

僕らより1世代若い人たちの中には、とてもひどい経済環境におかれている人が多いようですね。

 

派遣社員の比率が多いとか、法定最低賃金の時給が数円上がるだけで会社は給与の改定をしなければいけないような低賃金労働者ばかりだとか (学問的には社員給与を時給換算して最低賃金の1.5倍までは最低賃金に連動する勤労者層と見なすようです)。 そして派遣社員には、厚生年金に入れない人たちがまだ多くいるとか。

 

この人たちは若くて人生の時間を長く持っているけれども、残念ながらこれまで受けてきた教育なり職場での経験に社会的な競争力に乏しく、30前後の人には酷な話ですが、所得の大幅な上昇は今後も期待できないでしょう。

 

僕は彼らがサバイバルする方法については、百年経営コンサルタントの鈴木貴博氏の提案に全面的に賛成します。

 

鈴木氏の提案とは、インターネットサイトへの寄稿文「年収180万円の若者が年収3百万円の老人を支える日本の絶望」に書いてあります。

 

手短に説明すると、たとえ最低賃金に連動するような低い賃金からでも、月に1.7万円弱、年間20万円をアメリカ株式のインデックスファンドに積立投資を30年間続ければ、つまり投資金額600万円で、退職時に2千万円以上の金融資産となっている可能性が高いというものです。

 

過去のアメリカ株式のいろいろな期間を30年選んでみてテストしてみてそういう結果になったからといって、これから30年がそうなる保証は誰もしないわけですが、僕はやってみる価値は大だと思います。

 

しかしリーマンショックのような暴落時でもがまんして愚直に積立続けられるのか。

このきついハードルは30年間の間に何回か来るでしょう。

そして「経済学博士」のような立派な肩書きの人が、「株はもう死んだ」とか宣うわけです。

 

昨今の「足りない年金2千万円」に触発されて、多くの若い人たちが証券会社に口座を開設しているそうですね。

頑張って続けてほしいと思いますが、本人たちは茨の道が待っているとどれくらい理解しているのか。




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2019年第2四半期の定点観測

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銀婚式には忙しく金婚式は祝ってもらえない現代日本人

金婚式銀婚式は英国由来の社会の通過儀礼で、日本では明治天皇が銀婚式を盛大に祝ったことで広がったとか。

 

我が家は来月朔日に結婚30年を迎えるので、家族揃って町の写真屋で記念写真を撮り食事をしようと予定しています。

 

本来は5年前に銀婚式をすべきだったのだろうけれども、今思い出すと忙しくてそれどころではなかった。

 

日本ではそういう家庭が多いのではないでしょうか。

 

我が家だけでなく周辺の家庭をみると、結婚して5年以内に2人の子どもを産むというところが多いわけです。

 

そうすると、結婚して25年経つと、子どもが大学生か大学卒業して社会人になろうかという頃にあたる。

 

子どもの学費負担で青息吐息なところで、就職という人生の一大イベントがあたります。

 

とてもではないけれど銀婚式をしようという余裕はなく、子どもも親の銀婚式を考えるような親孝行ができる状況ではない。

 

だから僕らは今年結婚30年で、まだ残っている親、子ども、孫を誘って自ら祝おうとしています。

 

ところで20年後の金婚式はどうなるのか。

 

まず生きていて金婚式をできる状態にあるのかというのがわからない。

 

2人とも健康に生きていたとしても、金婚式をしようと一族郎党によびかける元気なり、経済力はもうないのではと予想します。

 

親孝行な子どもがいればいいけれども、それもたぶん期待できない。

 

なにしろ僕だって10年前のことですが、自分の親が結婚50年だとはまったく気づかずに忙しく生活していました。

 

ここで無理矢理に個人のエピソードからはなしを一般化すると、現代の日本社会では、銀婚式は自ら忙しくでする気が起きず、金婚式は家族の関心をえられない、ということではないでしょうか。

 

ところで結婚30年を真珠婚というそうです。

30才で結婚したら、60才の還暦で真珠婚。

子どももその頃には、現代日本なのでまだ未婚が多いだろうけれども、職業には何らかついているでしょう。

 

サービス業界は結婚30年という人生の節目のイベントをもっと売り込めば、良い商売になると思います。

しかし真珠婚式というネーミングはマーケットへの訴求力としてはどうかな。

銀より弱そう。


coveringimg_pealwedding.jpg 真珠婚の宣伝イメージ (さとうガラス工房)。我が家ではありません

 

2019年第1四半期の定点観測

このブログの主目的は、3ヶ月ごとに僕の金融資産がどう運用されているかをチェックして発表することです。

 

今年の第1四半期では、資産形成に影響することがいろいろありました。

米中貿易戦争が本格化しつつ、今は凪状態になっているようです。

この春からまた激しくなるのか。

 

3ヶ月ぶりに定点観測してみると、ドル円レートは110円台前半に落ち着いています。

今後、日米貿易交渉に舞台がうつり円高に進むのでしょうか。

 

この3ヶ月は、毎月お約束のように以下の積み立てをしました。

 

n  DCニッセイ外国株式インデックス– SBI証券確定拠出年金口座

n  楽天・全米株式インデックスファンド (楽天証券で楽天クレジットカードによる投信積立サービス)

n  銀行預金 (T信用金庫)

 

それから僕のNISA口座が6年目で、投資余力が25万円ほどあったので、それを埋めました。

もう少し詳しく説明すると、NISA1年目の口座で当時の枠100万円を投資したけれども、5年間で投資損が5万円ほど出てしまい、6年目の枠は120万円なので、今回その余力分を投資したということです。

そこで買ったのは以下の商品でした。つまりVWOを買い、端数で同じ内容の投資信託を買いました。

 

n  バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFVWO

n  楽天・新興国株式インデックス・ファンド

 

 

当ブログでは僕の保有金融資産総額は、ブログのアイコンのとくしまチッカーズにちなんで、チッカーズ指数という名で表示します。当ブログの目論見としては、ブログ開始時 (201512) のチッカーズ指数を100.0として、10年以内に200.0以上として金融資産富裕層 (保有資産1億円以上) に突入したいということです。そしてその道筋の記録を四半期ごとにブログで記録していきます。

 

今年の第1四半期のチッカーズ指数は121.0となりました。うち金融商品の配当・分配・買換えによらない新規買付分の累積は12.2、その他の金融商品の運用部分は108.8です。前回 (2018年第4四半期) と比較するとこうなります。

 

          新規買付累積分                 10.7 から12.21.5ポイント増加

          その他の運用部分       107.6から108.81.2ポイント増加

 

つまり2019年第1四半期は運用で僅かながらのプラスとなりました。

飛び上がるほどの喜びではないけれども、まあまあですね。


チッカーズ_standing 


ブログ開始時からの記録を図化するとこうなりました。

3年続けていてもインパクトのある図ではないな。


チッカーズ指数_2019Q1 


今ちょっと聞いてみたいなと思ったSAKURAドロップス貼っておきます。

 

僕が経験した株主優待について

最近の日本株は4割くらいが配当金とは別に株主優待をなにやらしています。

 

個人株主には、会社の事業内容を理解できるとか、配当金と違って税金かからず受け取れるとかで、好評なわけです。

 

優待ほしさに株高の時に買ってしまうとか、本業で苦戦しているけれども株主優待で株価を維持しているような怪しい会社の株を買ってしまったら、投資としては失敗する危険が高まります。

 

僕のポートフォリオでも数銘柄の優待株式があります。

 

僕は基本バイアンドホールドの投資スタンスなので、優待株とも長くつきあうことになります。

 

今日は株主優待を経験した感想を報告します。

 

 

愛眼 (9854)

 

十数年前にIT株などと一緒にたぶん最初の株主優待ブームが起きて、そのころによく注目されていた会社。

僕はここの20年近い株主で、めがね、サングラス、コンタクトレンズをつくってきた。

株主優待でめがねのフレームとレンズは3割引に。

僕はこの店の品物の品質は気に入っている。

だけど他のめがねチェーン店が仕掛けた低価格競争に苦戦して、株価は数分の1に。

優待内容も以前の5割引から改悪された。

しかし僕としては近くに愛眼の店がある限り株主でいる予定。

同じ店に僕の視力と顔の形に関するデータを蓄積してもらい品質のよい製品を買うのがよいと思っています。

 

 

ゼンショーホールディングス (7550)

 

家のそばにすき家があるので、ここの株主優待は家族に好評。

孫の好物がメニューにあるらしく、妻が優待券が届くと喜んでくれる。

以前に夜中のワンオペとか自動発券機への投資をケチって強盗に襲われやすいといった問題があり株価下がった。

僕は当時会社の対応方針を書いた報告書を読んで株を買い増した。

今は株価が戻り、相当な含み益に。

だけど売却予定ありません。

 

 

AOKIホールディングス (8214)

 

僕の服はこの20年ほどアオキで買っている。

着るものにはこだわらない方です。

株主優待は2割引券などなど。

数年前に同族経営の社長が本出して会社全体が新興宗教のように盛り上がり、株価もはねた。

僕は気持ち悪くて一部の株売って利益確定したけれども、今は業績、社風ともに落ち着いたもよう。

これも近くに店がある限り、ずっと保有するつもりです。

 

 

ヤマダ電機 (9831)

 

店舗で買い物すると5百円割引く件が何枚か届く。

この銘柄は小規模投資で購入できるけれども、僕は最小単位しか持っていない。

家が田舎なのでそばの店舗は小さいのだけれども、妻は割引券で喜んでいます。

ヤマダの店舗がそばにある限り、ホールドするでしょう。

 

 

関門海 (3372)

 

ふぐ、鱧、カニなどの高級食材の料理を大衆的な値段で提供するレストランチェーン。

僕の保有株式数だと、半年おきに一人4千円弱の定食券が三枚届く。

先日は妻と長女、母を連れていき、ふぐコースを頼んで飲み食いしたらとても好評で、僕も優待券使ったので支払いが1万円以下で済んで助かりました。

株主としては会社に対して、大きく儲けなくてよいので、安定して事業を継続してくれればと思っています。

こういう高級食材は日々食べる必要ないので、少し離れた大都市でも優待券使うことできれば、ホールドですね。


玄品コース 

株主優待券で食べられるふぐの玄品コース (2名分)

 

 

日本郵船 (9101)

 

坂本龍馬の亀山社中を源流に持つ三菱グループの船社。

以前、株主優待で横浜にある郵船博物館や氷川丸を見学した覚えあります。

今の株主優待は飛鳥クルーズの割引だけのようですが、我が家は飛鳥クルーズに乗る予定は当面ナシ。

最近は株価低迷しているけれども、海運は循環景気銘柄なので、株式の買い増しを検討中です。

 

 

日本郵船程度の株主優待なら、僕の他に持っている銘柄でおこなっているところあるかも知れないけれども、使った記憶ないので紹介できません。

 

今の僕にとっては、株主優待はあまり関心がないけど、近い将来のリタイアメント生活では株主優待が生活の彩りを添えてくれる存在になる気がします。

 

そこでこのブログではたまには株主優待を使った感想を報告したいと思います。

 

 

最後に僕が妻と行きたいマラッカ海峡のカジュアルクルーズの宣伝ビデオ貼っておきます。



プロフィール

徳島てるお

Author:徳島てるお
徳島県出身。徳島でとくに多い職に就く。
家族は妻と2女、孫が1人でさらに増える予定。
趣味はマラソン、ウォーキング、旅行。
アジアの国々へよく足を伸ばしています。

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