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2019年末の定点観測

今年をふり返ってみると、米国株とJリートの強い年でしたね。

年末に米中政府双方から貿易摩擦に関する第一次合意がまとまったというアナウンスメントというかリップサービスがあり、世界的な株高でめでたしめでたしとなりました。

 

去年とは違って、今年のこの投資環境で金融資産の運用がマイナスだった人はよほど市場に流されるのが嫌いで棹さしていた人でしょう。

 

当ブログでは僕の保有金融資産総額は、ブログのアイコンのとくしまチッカーズにちなんで、チッカーズ指数という名で表示します。

当ブログの目論見としては、ブログ開始時 (201512) のチッカーズ指数を100.0として、10年以内に200.0以上として金融資産富裕層 (保有資産1億円以上) に突入したいということです。

そしてその道筋の記録を四半期ごとにブログで記録していきます。

 

今年の年末のチッカーズ指数は128.8となりました。

うち金融商品の配当・分配・買換えによらない新規買付分の累積は16.1、その他の金融商品の運用部分は112.8です。

前回 (2019年第3四半期) と比較するとこうなります。

 

          新規買付累積分                 14.4 から 16.11.7ポイント増やす

          その他の運用部分             110.0から112.82.8ポイント上げる

 

今年は我が家では自宅の外壁塗装などがあり新規買付のペースは上がらなかったのですが、チッカーズ指数は去年末 (118.3) より10ポイントあまり増やすことができました。


チッカーズ指数_4Q2019


10月からの3ヶ月間で買いつけた金融商品は以下のとおりです。

 

s   個人国債変動型10年 (阿波銀行にて)

s   楽天・全米株式インデックスファンド (楽天証券で楽天クレジットカードによる投信積立サービス)

s   日興アセットマネジメント・グローバル3倍3分法ファンド隔月決算型 (楽天証券のNISA口座)

s   ニッセイ外国株 (SBI証券のiDeCo口座)

s   銀行預金 (T信用金庫)

 

一方、売却した銘柄は以下のとおり。

 

s   ダイワ上場投信・TOPIX-17 電力・ガス(1644

 

そもそも売却する気はなかったのですが、ETFの償還が決まってしまい、強制終了となりました。

このETFから資金が引き揚げられたのには、関西電力役員・幹部による原子力マネー絡みの地元自治体関係者からの収賄事件が大きかったようです。

 

来年は東京オリンピックがあり、アメリカ大統領選挙もあります。

特に気になるのはやはり米株で、一息つくのか、はたまた続伸を続けるのか。

そしてトランプ大統領が再選されるのか。

 

先を読む能力を持ち合わせていないので、買付投資家と揶揄されようと来年も淡々とつづけていきたいと思います。

 

このように年末にふりかえると、去年は低調だったけれども、今年はジャンプの年となりました!


ちっかーず_ジャンプ



最後に今年最大のイベントだったラグビーワールドカップのテーマ曲ジュピターを貼っておきます。

個人投資家の皆さん、来年も良いお年を!




 









 

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今年もっとも注目した金融商品

僕にとってそれは、日興アセットマネジメントの「グローバル33分法ファンド (1年決算型/隔月決算型)」でした。


3倍3分法仕組み

グローバル3倍3分法ファンドの仕組み

出典: https://www.nikkoam.com/sp/3bai3bunpo

 

この仕組みは、図にあるとおりにファンドの80%で海外の株式と国内外のリートを買い、残りの20%の現金の一部を使って先物にレバレッジをつけて日本株式と国内外の国債に投資する。

株式、リート、債券の3つのアセットクラスに分散投資することでいろいろな市場環境に対応できる。

だけれども、リターン期待のもっとも低い債券では先物でレバレッジをつけることでファンド全体で3倍にリターン期待を高めようということのようです。

 

通常のインデックスファンドを組み合わせたバランスファンドよりも、リターンを上げてリスクを下げることができるのかどうか。

 

そのような期待感から、「グローバル33分法ファンド (1年決算型/隔月決算型)」は去年10月の設定より14ヶ月で5千億円を超える資金の流入があり、プラスαの儲けをうたう仕組みファンドの魅力というか、並のインデックスファンドとは異なる様相を呈しています。

 

僕がこのファンドで理解しているところを以下に述べます。

 

s   直近の12ヶ月で1年決算型の基準価額は分配金を出さずに25%上昇した。隔月決算型は5回分配金を出して20%上昇した。

s   隔月決算型は今後も奇数月に基準価額の1%くらいを分配し続けることで、公的年金 (偶数月支給) の補完的な役割を狙うのだろう。この14ヶ月は、1年決算型への資金流入が顕著だが、そのうちに年金生活者をターゲットとして隔月決算型の人気も出てくるだろう。

s   税抜き信託報酬料0.44%の設定には、税込みでも0.5%以内に抑えようという意思が見られていて、仕組みのあるバランスファンドとしては安い印象を与える。

s   ファンドの現金部分20%の一部を証拠金として使い現金部分に対して220%または11倍の先物取引をしている。一部がどれくらいなのかわからないが、たぶん20倍ぐらいのレバレッジをかけているのだろう。

s   FXならばレバレッジ20倍で通貨のクーポンを20倍取ることになるが、このファンドは先物取引で国内外の長期国債のクーポンをレバレッジを効かせて取ろうとしているといえる。

s   現在は見送られているが、金融庁は国内FXのレバレッジのマックスを現在の25倍から10倍まで引き下げると発表しているので、そうなったらFX愛好家もこの手のファンドに惹かれるだろう。

s   このファンドが目論見通りの成績を続けられれば、他社も同様の仕組みファンドを必ず商品化するだろう。

s   このファンドの最悪のシナリオは、レバレッジを効かせた債券と日本株式が暴落すること。その場合は、証拠金不足となり、残りの現金部分だけで追証が不足すれば、80%を占める現物部分を売っていくのだろう。

s   ファンドそのものがゲームオーバーとなり流入資金が消滅するブラックスワンが出現することはないのだろうか。追随ファンド含めて十兆円規模になってからブラックスワンが舞い降りたら、どんな災禍となるのだろうか。

 

ブラックスワンはさすがに歓迎できないので、この記事の最後にクリスマスらしくサン・サーンスの白鳥を貼っておきます。



 



資産形成の出口戦略で論争あり

日経新聞のマネー担当の記者の記事に、楽天証券研究員の山崎元氏がダメ出ししているというので、読み比べてみました。二人の記事は、以下のサイトで読みました。

 

 (日経記者) 買いより売りが難しい 資産運用の「出口戦略」とは?


(山崎元氏) 「日経式60歳からの資産取り崩し法」の問題点 「老後のお金」の「正しい使い方と増やし方」


日経記者の記事の内容は、以下の図に集約されています。


h日経版出口戦略

出典: Nikkei Styleの上記サイトより

 

 この図だけで言いたいことはよくわかります。

そして今年はやった2千万円老後資金というか公的年金以外の自分年金の課題は、この方法なら退職時に14百万円あれば捻出できそうだという見通しも示している。

 

山崎氏はこの図について、「(資産)残高の4%ずつ定率で引き出す」のはダメ、「年3%で運用」できると期待してはダメ、「(75才からは)運用は中止、定額で引き出し」ではなく運用を続けるべき、そして配当などのインカムゲインに生活費の補填を期待するのもダメ、とダメダメ攻撃していますね。

 

この山崎氏の論理は僕には理解不能です。

ダメ出しした後の代替案がわからないから。

自著を読むように読者を仕向けるために、屁理屈こねて煙に巻いているだけではないでしょうか。

 

一方、日経記者の提案は、理解しやすいし、納得できれば、個人投資家が取り組むことが可能なので、実務的です。

 

しかしバートン・マルキール著「ウォール街のランダムウォーク」とは、違いますね。

マルキール氏が提唱しているのは、うろ覚えですが、次の方針です。

「リタイアメント生活に入るときに、金融資産の4%または低金利環境を気にするのなら3.5%に相当する定額を毎年生活費として取り崩すと決めて実行する。だから取り崩しは毎年の資産評価額に対する定率ではない。」

「リタイアメント生活中も運用は続ける。アセットアロケーションは年に相当する債券比率を持つというガイドラインが一般的だが、それは本人が納得して決める。私は高齢だが株式を多めの比率で保有するのが好みだ。」

「数年間定額を取り崩した後に、当初思ったよりも資産が残っていて、生活費を増やしたいのなら、取り崩す額を増やす。」

「もし資産の減少具合をみて将来を心配するようなったら、取り崩す額を減らす。」

 

もちろんどちらが正しいかという神学論争には意味はありません。

 

大事なことは、リタイアメント生活に入るときに、長い生活を乗り切るための見取り図を自分で決めて納得して、それを実行すること。

 

つまり、現役時代と同じような生活感覚で、ズルズルと無計画に資産を取り崩す生活はしてはいけないと。

 

その意味では、両者とも個人投資家へのアドバイスとしては実務的だと僕は思います。

 

ところで、リタイアメントを数年後に控えた僕が今思っているのは、給与というフローがなくなると、インカムゲインがよりありがたくなってくるのではないかということです。

 

そしてこういう出口戦略の話に接して僕がいつも思うことは、予期せぬ出来事が人生には多いということ。

自分の体の健康やおつむの具合も見通せないのだから、妻がどうなるかとか、子どもたちの人生がこれからどうなるかとか、わかるはずがありません。

だけど予期せぬ出来事は十中八九、予期せぬ出費につながってしまう。

 

だから僕は金融資産からのインカムゲインだけでなく、金融資産の一部と借入金を不動産に変えて、賃料収入という毎月のフローを作りたいと思っています。

金融資産本体は、できれば予期せぬ出来事のために取っておきたい。

 

このような大まかな展望を首尾よく実行できるところまで準備できるのか、このブログで報告しつつ、目先に現れるであろう課題を考えていきます。

個人のケーススタディなので、屁理屈でお茶を濁すのではなく、計画と実践を繰り返すものとなります。

 

今日はプログ開始から4年経っても富裕層になる糸口がつかめない状況をふりかえり、「ダンテライオン~遅咲きのタンポポ」を貼っておきます。

この歌のレディを僕のポートフォリオだと思って聴いています。









 

今年も投票しました

foy2019.gif


有名な投資ブロガーの人たちが幹事をして、もうずいぶんと継続しておこなわれているアワードですね。

 

今年は僕の保有ファンドの中からどれに投票しようかと考えたところ、自分が金融資産形成世代から維持世代に移りつつある中で、保有してありがたみを感じるファンドに投票しようと決めました。

 

ところで、金融資産維持世代とは一般に聞かれない言葉ですが、僕としては金融資産の「形成」と「取り崩し」の間に、「維持」という概念があっても良いのではないかと考えています。

たとえば生活の足しにするために、配当金・分配金を「形成」に再度回すのではなくて消費に充てるとか、金融資産の増えた分だけ「取り崩す」という行為です。

具体的には、定年後の再雇用で給料がガクッと減った人たちが対象となるでしょう。

 

そうこう考えて、今年は「iシェアーズ優先インカム証券ETF (テッカーはPFF)」 に5点投票しました。

 

PFFは主にアメリカの優先株式に投資します。優先株式は一般株式よりローリスク、企業債券よりハイリターンと言われていますが、金融機関がよく発行するために信用不安時に大きく値下げするリスクあります。

株式の一種でありながら、債券のような値動きをします。

分配金が魅力で直近の年率は5.3%です。

 

僕はこのPFFを5年前から保有していて、円高時に買い増そうと考えています。

 

長期チャートをみると、PFFはリーマンショック時に値を大きく下げて、その後は典型的なヨコヨコの推移です。

 


PFF.png

iシェアーズ優先インカム証券ETF (PFF) の長期チャート

 

 この5年間をふり返ってみると、米国株のパフォーマンスがとても良かった年月だったので、PFFのように値上がりせずに毎年5%台の分配金を吐き出すだけのファンド持っていて面白かったのかと、投資ブロガーの人たちからからかわれそうですね。

 

そんな時にはGreen Day ‘Wake Me Up When September Ends’ を聞こうかな。

アメリカでは夏には夏休みのイベントを楽しみ、9月は新学期、新年度となるのでまたザワザワとイベントが多い。

これらイベントが続く中で、9月が終わったら起こしてくれよ、とつぶやいてそっぽ向いている男の歌。



 







「親子ゼニ問答」(森永卓郎、森永公平共著) は親子断絶の書

親子ゼニ問答



僕は長らく経済アナリスト森永卓郎のファンなので、彼がレギュラーコメンテーターを務めているラジオ番組をよく聴いています。

 

そうしたら最近の番組で、息子の公平を連れてきて、この本の宣伝をしていました。

 

森永卓郎の著作はベストセラーになった「年収300万円時代を生き抜く経済学」は素晴らしい出来で愛読しました。

だけれども、以降の本は似たようなネタで手抜きが目立ったので、最近は買うことは控えています。

 

今回は息子との共著で、しかも公平は就職氷河期の後で派遣がどんどん増えてきてから世に出てきた世代なので、時代社会への見方がシニカルで父との対照が面白いと思い、久しぶりに森卓本を買いました。

 

本では最後まで親子のゼニ問答は歩み寄るところがなかった ()

それだけ世代間の断絶にはすごいものがありますね。

 

僕は森卓に年が近くて長年のファンなので、彼の多くのメッセージには共感するし、共感までしなくても楽しく笑える。

彼はこの本でも手を抜いていて、全体の2割ぐらいしか書いていないけど、それなりに楽しく読めた。

 

一方、本の8割方を占める息子公平の文章は、普通のファイナンシャルプランナー (FP) のレベルで、彼がこどもの金融教育に取り組んでいる視点以外は、つまらなくて多くは読み飛ばしてしまった。

 

親子の意見の違いが先鋭化していたのが、村上財団によるこどもへの金融教育への評価でした。

僕は森卓は振り切るコメントを主義としているので、また極端に言っているのだろうと最初は思っていたのだけれども、真面目な公平までその線で議論をしているので、よもやと思い村上財団のホームページで「村上世彰の金融教育」を確認しました。

そうしたら、本当にとんでもないことがはじまっていた (!!!)

 

この事実に驚いたときに、僕も森永親子のゼニ問答に参加した気になりました。

 

ちなみに、僕の娘は保険会社に勤めていて、ある日FPになるための講習のような教科書持っていたけれども、まだ株は買ったことないのではないかな。

 

もちろん資産形成プログを書いている親なので、株を買って儲けることは駄目だなどとはまったく思ってはいませんが、娘が投資への理解を深めていくと親と話が合うとは必ずしも成らず、森永親子のように断絶を自覚することになるのかも。

 

子どもへの金融教育だけではなく、親子間の金融対話もこれからFPの大事な仕事になるのではないでしょうかネ、公平君。

 

 

最後に、お金を介在して最後までわかりあえない人間関係を描いたビートルズの名曲 ‘You Never Give Me Your Money’ を貼っておきます。

クィーンのボヘミアン・ラプソディの元ネタぽっい曲でもあります。

 


 




プロフィール

徳島てるお

Author:徳島てるお
徳島県出身。徳島でとくに多い職に就く。
家族は妻と2女、孫が1人でさらに増える予定。
趣味はマラソン、ウォーキング、旅行。
アジアの国々へよく足を伸ばしています。

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